こころ美容師、菅生周作です。
先週の続き 、『頭皮の基礎知識』です^^
正常な頭皮・毛髪をつくるには、『過酸化脂質』の除去が必要です。
皮膚の最も大きな役割は、『分泌排泄作用』と言われる機能です。
これは、汗や脂を体の老廃物とともに体外に分泌・排泄する機能です。
この重要な役割を保つためには、角質層を整えることが重要です。
そして、角質層が整ったところにのみ、皮脂膜が形成されます。
皮脂膜とは、皮脂から腺から分泌される皮脂が酵素によって分解された脂肪酸(皮脂)と、
汗腺から分泌される汗とが肌の表面で混じり合ってつくられる、肌を雑菌や紫外線から守るための、
いわば自然のクリームです。
ところが、分泌された脂肪酸は酸素に反応しやすく、分泌されてからわずか1時間以内に参加しはじめます。
そして、約12時間後には、そのほとんどが過酸化脂質と呼ばれる、肌を密閉する酸化物となってしまします。
この過酸化脂質は粘り強いため、ホコリやアカまでも混ざってしまいます。
では、過酸化脂質が頭皮に悪影響とはどのようなものでしょうか?
過酸化脂質が毛穴をおおってしまうと、毛穴の面積が小さくなり、髪の毛が細くなったり、
髪の毛の立ち上がりが失われます。
さらに、臭いのもとになったり、脂性肌・脂性のフケ・頭皮の炎症の原因にもなります。
逆に、過剰な過酸化脂質が皮脂膜や、角質層を繋ぎとめる”のり”の役割である細胞間脂質を壊してしまい、潤いを失った肌が乾燥肌になる場合もあります。
この過酸化脂質を除去することが健やかな頭皮・毛髪を保つためのポイントです。
そのためには正しいクレンジングでが必要であり、
クリームバスはとても有効であると言えます。
来週は、『頭皮と毒出し(デトックス)』です
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