こころ美容師、菅生周作です。
先週の続き、『毛髪のヘアサイクル』です。
毛髪は、毛母細胞で生まれ、ある程度成長した後。自然に脱毛します。
そして、また同じ毛穴から次の新しい髪が生えてくる仕組みになっています。
この寿命は男性で2~5年、女性で4~6年が目安です。
この毛髪の一生を、『毛周期』または『ヘアサイクル』といいます。
【成長期 3~6年】
発毛すると、毛球下部のくびれた毛乳頭に入り込んでいる毛細血管から栄養分を補給して、成長を続けます。
早期・中期・後期3段階成長期を経て、3~6年をかけて髪は成長していきます。
この時期が髪の成長の寿命のほとんどで、全体の約85~95%を占めています。
【移行期 2~3週間】
抜け毛になるための準備として、毛細血管とのつながりをなくし、毛球部分の水分を減らして硬くなります。
細胞分裂を中止して、休止期で完全に抜けるための準備をします。
【休止期 3~4ヶ月】
毛髪は押し上げられ、毛包の深さは1/3程度になってしまいます。
そして、約80日間皮膚にとどまった後、抜け毛となります。
脱毛の数は、1日50~100本です。
自然に抜け落ち、その後また発毛します。
【発生期】→【脱毛】
毛包に包まれていた新しい毛髪の毛球部が毛乳頭と結び付くと、
新しい髪の成長が始まります。
古い毛髪は新しい毛髪によって押し上げられ、自然に脱毛します。
毛髪が抜け落ちる準備をし、
これから毛髪が生えてくるのに備えて毛母細胞が活性化し始める【休止期】が、
美しい毛髪を生み出すために最も重要な時期です。
この時期に頭皮を通して毛球内部にバランスよく栄養を送り続けることは、
これから生え、伸びようとしている新しい毛髪に欠かせないことです。
来週は、『育毛・養毛のための栄養』です
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